Ys思考

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読書メモ:アンダープロコトル(猫組長)

面白かった。特に金融の実態とインサイダーギリギリの裏話などはとても興奮した。

またビジネスにおいて学べることも多くあったので覚えておきたいことをメモ

 

バカしか真面目に大学に通わない

 

増えていく貯金金額に酔わないことである。金というのは蓄えているだけでは決して増えない。蓄えることを楽しむ人と、次の投資を考えながら蓄える人では、同じ貯金金額でも意味が違う

 

小さい借金は人を殺すが、大きな借金は次の金を生む(中略)以後、私は誰かに金を借りる時は、躊躇することなく限界一杯まで借りるようにしている

 

「素人さんは怖いもの知らないのぉ。わしはそこの社長と話してからやないと、株買わんぞ」

インサイダーでなければ株なんて儲かるはずがないということだ。鳩が豆鉄砲を食ったような表情で、あっけに取られている私をよそに親分はこう言い放って笑うのだった。

「最後はそこに責任取らすからの」

この一言は本当に勉強になった。

 

私の言う「人」というのは「金」か「情報」を持ってきてくれる存在のことである。「人」を紹介してくれる「人」もちろん立派な「人脈」と言える。なぜなら新たに紹介された「人」が「金」か「情報」を提供してくれる可能性が高いからだ。経済活動において、このいずれも持ってこない存在を「人脈」とは呼ばない。

 

「人」を「脈」にするために最も重要なことは、誰が相手でもへりくだらないということだと私は考えている。

 

どんなビジネスでもそうだが、仕組みを理解することが第一で、仕組みの理解以外に応用を生み出す近道はないからだ。

 

私の選択肢に「ハイリスク」は存在しない。「リスク」はマネージ(管理)すべきもので、コントロールしうる限り「リスク」ではないからだ。準備こそがリスクをコントロールする鍵である。

 

ビジネスでの成功に必要なのは迅速な決断と行動だ。少なくとも私はそうして生きてきたし、おそらく死ぬまで変わらない。仕事で一番ムダな行為は、長時間の会議と電話。なぜなら会議も電話も迅速な決断と行動とは真逆のアクションだからである。表裏の社会を含めてかなり多くの人間と会った私だが、「会議と電話」が好きな人物で仕事ができる人間を私は見たことがない。

 

私は英語を話しているのではなく、使っているのだ。使うに当たって専門の学習を受けたことさえない。

 

リスクは人が運んでくる。

 

私は偏見を否定する人間を最も信用できない人間だと考えている。