会社を経営している方なら、優秀な人材の確保には常に悩んでいると思います。前の会社を経営していた時の私もいつも悩んでいろいろ試行錯誤してきました。経営者同士で話をしていても「だれか良い人材がいたら紹介して欲しい」「優秀な人材がいない」「うちは大企業じゃないし、有名でもないから優秀な人材が集まらない」などとよく嘆いている現場に今でもよく遭遇します。昨日も今日も聞きました。
「優秀な人材が集まらない」と嘆く社長は、優秀な人材が社内にいないため、いつまでたっても営業の前線から離れてマネジメントをする業務に移れないので、ある一定ラインで会社の成長がピタッと止まってしまう傾向があります。
一方、青天井に売上がぐんぐん伸びている会社は非常に優秀な人材が集まってきており、その優秀な人材のリーダーシップにより新しい成果を作り上げるというプラスのスパイラルが発生しています。実際そうでしょ?
「優秀な人材がいるから伸びている会社」と「優秀な人材がいないから伸び悩んでいる会社」の採用における考え方の違いは一体何なんでしょうか。
- 優秀な人材の定義とは
- ダメな会社の募集条件
- あなたにとっての優秀な人材とは
- なぜめっちゃすごい成果を出しまくってるデキる人はあなたの会社にエントリーしないのか
- 優秀な人材を確保できるシンプルな方法
- まとめ
優秀な人材の定義とは
優秀な人材の定義は、「優秀な人材 定義」で検索していただくと、いろいろでてきます。そのいずれにおいてもほぼ納得できますし、ぜひそちらを参照してください。結局言っていることは言葉が違えども同じような事を言っています。
- 自主性が高い
- 責任感が高い
- リーダシップが高い
- マネジメント経験がありプロジェクトの成功を体験している
- 向上心が高い
- 地頭がいい、頭の回転がいい
- 成功体験がある
- 問題解決力が高い
などなど。
業種業態や採用するポジションなどによって異なってくる部分もあると思いますが、上記のような項目が出てくると思います。これらに当てはまる人材が取引先の営業や、あなたの身の回りにもいると思います。
ダメな会社の募集条件
あなたは今までどのような条件で人材募集してきてましたか?よくあるだめな例を見てみましょう。
- 明るく元気でメンバーの仲もいい、風通しのいい職場環境
- 未経験可能
- 給与:月収23万円〜(経験によって応相談)
残念ながら、どこの会社も決まらない残りカスのエントリーがちょっとあるくらいでしょう。
※不適切な表現かもしれませんが、ご了承ください。事実なので。
- 頑張る人材を伸ばす!
- 伸びる環境があるから貴方自身が成長できる
- 給与:月収25万円〜(成果によって相談)
やる気だけで脳内CPU最低ランク人材からのエントリーしかないでしょう。
※不適切な表現かもしれませんが、ご了承ください。事実なので。
これらのようなエントリーは転職サービス会社のいいカモです。このような条件しか出せないのならバイトでもいいのではないか?と不思議に思います。と、偉そうなことを言っていますが、私もこのようなエントリーを出したために、誰も採用できないとう失敗をしたこともあります。
あなたにとっての優秀な人材とは
あなたが今すぐに採用したい優秀な人材とはどんな人ですか?「◯◯◯力が高い」といった抽象的な言葉を使わずに、私の言葉で説明すると
今までの会社(仕事)でめっちゃすごい成果を出しまくってる仕事がデキる人!
ただの経験者なんていらない。その方の実績が、自分自身がびっくりするほどの業績で、その業績を出せるほど「◯◯◯力が高い」ことがわかるほどの人材。
「いやいや、そんなすごい人うちにくるはずないよ」
そう思うなら、優秀な人材を取りたいと思うな!!経営者失格。
できるから。やってみましょうよ!今までいろんな成功をしてきたのに、なぜ人材だけは出来ないと決め込んでしまうんですか?あらゆる困難を克服してきた敏腕社長なのに、なぜ人材確保だけはそんなに弱気なんですか?
なぜめっちゃすごい成果を出しまくってるデキる人はあなたの会社にエントリーしないのか
無名な会社でもすんごい優秀な人はいます。小さな会社にもすんごい優秀な人はいます。一方、誰もが知るすごい大企業で全国営業1位の成績を出しているスーパースターもいます。そんな彼らにも様々な事情があり転職をしなければならないこともあります。
しかし彼らはあなたの会社にエントリーすることはありません。その理由は、
年収が低すぎるから
当然です。「◯◯◯力」が高く「すんごい成功体験」をしている人は自分に自信を持ってるので、それなりの高い年収を求めます。特殊な高額報酬のカテゴリでない限り、その金額は年収800万以下になることはありません。月給でいくと60万以上。多くの場合、このような人材は転職マーケットを介さずに紹介やヘッドハンティングとなるケースの方がほとんどだと思います。そんな人が、「月給30万〜」にエントリーするはずがありません。
優秀な人材を確保できるシンプルな方法
簡単です。
高い年収を提示しましょう。
高い給与の人材をとるべき理由
質問1:将来、会社を引っ張るリーダーになる人材はどっち?
- 高い給与に見合った人材?
- 安い給与にあまんじる人材?
質問2:高い成果を見込める人材はどっち?
- 高い給与に見合った人材?
- 安い給与にあまんじる人材?
こたえるまでもないと思います。
同一カテゴリで最高金額を提示しよう
転職サイトを見て、同業や同じ職種で一番の年収が600万なら700万、800万なら900万で募集してみましょう。
「他社より100万も多く出すのー?」月々たった10万増やすだけで、普通の人ではなくとびきり優秀な人材が採用できるのであれば、私は安すぎると考えます。
今までは、優秀な人材の原石を探すことが目的の採用活動が、給与条件を変えるだけのことで、とびきり優秀な人材がどんどんエントリーしてくることになります。これにより、原石を探す採用活動ではなく、最強の人材を選ぶ採用活動に変わります。
まとめ
超一流のチームを作るために、超一流に見合った報酬で募集しよう。
ベンチャー企業の社長にとって、一流の人材確保は最重要な仕事だと考えています。面接では「気が合うかどうか」だけを見ればいいと考えています。その辺はまた後日。
その超一流があなたとの面談で、逆に応募辞退してくることも大いにあります。その辺もまた後日。