同じ条件下でリピーター対策の最初の要である「引上率(※)」だけを変えたシミュレーションで、タイトルにあるように「どれだけ儲かる」をお見せしましょう。通販サイトの責任者や社長は必見です。
※引上率についてはこちら:引上率の考え方と計算方法 - Ys思考
前提条件
以下の様なショップがあるとする。
毎月の新規客増加数 | 1,000人 |
平均客単価 | 6,000円 |
原価率 | 20% |
顧客獲得単価 | 3,000円 |
広告費 | 300万 |
リピート継続率 | 80% |
運用固定費(人件費や地代家賃など) | 100万円 |
リピーターの購入頻度 | 毎月(全員定期購入と想定) |
では、さっそくシミュレーションしてみましょう。
引上率5%のシミュレーション
クリックで拡大できます。(PCのみ)
引上率20%でのシミュレーション
クリックで拡大できます。(PCのみ)
引上率35%でのシュミレーション
クリックで拡大できます。(PCのみ)
1年後の結果を比較してみる
引上率 | 5% | 20% | 35% |
---|---|---|---|
年間売上 | 8,301万円 | 11,606万円 | 14,910万円 |
年間利益 | 1,149万円 | 3,517万円 | 5,886万円 |
利益率 | 13.8% | 30.3% | 39.5% |
もうおわかりですね。使うコストも労力も同じなのに
引上率が15%アップで利益は3倍に!
30%アップで利益は5倍に!
あなたのショップが儲かっていないのは、原価率が高いからでも広告費が高いからでもない。私から言わせれば、あなたの会社が儲かっていないのは「引上率(リピート率)が低いから」です。
よくリピート率が低い状態のことを、「空いたバケツに水を注ぐ状態」と揶揄しますね。引上率5%。あなたの商品は95%の顧客に満足されてないことを意味しています。本当に儲けたければ、リピーターを増やそう。
参考までに広告費をもっと使える会社むけの数字ものせておきます。
広告費1500万、運営固定費300万
売上:7.5億
営業利益:3.1億
広告費3000万、運営固定費500万
売上:14.9億
営業利益:6.4億